サンヘンプ

学名:Crotalaria juncea  

サンヘンプ(Sunhemp)[別名:クロタラリア、コヤシタヌキマメ] マメ科タヌキマメ属

インド原産で、緑肥やネコブセンチュウを駆除するために栽培される1年草で、逸出野性化したものが散見される。

丈は1-2.5m。茎は稜があり、有毛、上方で分枝する。葉は3mmほどの葉柄があり互生、葉身は線状楕円形、長さ3-10cm、幅1-3cm、先は鋭形~鈍形、基部は鈍形、縁は全縁、中肋は下面に凸出する。両面とも白色毛を密生し、草全体が灰白色に見える。花は頂生の穂状花序に5-20個付く。花冠は黄色から橙黄色、旗弁は2.5cmほど。上方の萼は2裂、下方の萼は3裂。
花期は7-10月。
豆果は長さ3cm、幅1.5cmほどで白色毛を密生し、下垂して付く。

※ 熱帯では茎から繊維を採るために栽培され、アサの代用としてロープや糸、袋、漁網などを作り、また紙巻きたばこ用などの製紙原料にもなる。  
 [近縁種]
  コガネタヌキマメ:葉が倒狭卵形で幅広く、果実が無毛。


主写真撮影日:2015-10-12   撮影地:神奈川県横浜市泉区
撮影者:MOMO