チドメグサ

学名:Hydrocotyle sibthorpioides  

チドメグサ(血止草) ウコギ科チドメグサ属

日本全土の、道端や田の畦・草地などに生育する多年草。

茎は地を這って広がる。葉は直径0.5-1.5cmのほぼ円形、掌状に浅裂し、基部は深い心形。葉の切れ込みは葉の幅(半径)の1/3以下。表面は無毛で光沢がある。葉裏も無毛、ときに脈上に白毛が僅かある。葉腋に小さな球形の散形花序を単生し、小さな花が5-10個程度付く。花序の柄は長さ5-35mm、葉柄の1-1/3の長さで、葉の上に花序は出ない。花弁は5個、緑白色、長さ約1.2mm。雄蕊5個。
花期は6-10月。
果実は集合果、果実は長さ約1mm、幅約1.2mm、無柄、基部は切形、隆条は明瞭な稜となり、隆条の間は平面。

※ 名は、葉を傷口に貼ると、血が止まることから。
 [近縁種]
  ノチドメ :よく似るが、葉の切れ込みが深い。
  オオチドメ:花序の柄が長く、花序が葉の上に出る。
  ヒメチドメ:林内に生え、葉の基部の両端が開いている。


主写真撮影日:2015-10-12   撮影地:神奈川県藤沢市
撮影者:MOMO