ハナカンナ

学名:Canna × generalis  

ハナカンナ(花かんな)[別名:カンナ] カンナ科カンナ属

熱帯アメリカ原産で、インディカ種を主体に改良された園芸種の多年草。温暖地では野生化している。

丈は、40-150cm。地下に根茎を持つ。葉は互生し、楕円形で、先が尖り基部は茎を抱く。花は総状花序に付き、長さ約10cm。小花柄は長さ約1cm、3稜形。苞は長さ約1cm。萼片は淡緑色、3個、長さ約1.7cm。花冠筒部は仮雄蕊の筒部と合着し厚肉、長さ約2.5cm、花冠裂片は3個、長さ約4cmの披針形で先が尖る。子房下位。大きな花弁のように見えるものは仮雄蕊。外側3個は大きく、長さ7-8cm、斑点模様がない。内側の2個は長さ6-7cm、斑点模様があり、小さいものは片側の縁が厚くなり、葯が1個付く雄蕊。葯は長さ約5mm。雌蕊は箆状。子房は長さ約1cm。
花期は、6-10月。
果実は蒴果。種子は黒褐色の球形。

※ 昭和初期に渡来し、花色も赤色・黄色・橙色・白色・ピンクなどがあり、葉に班紋があるものなど変化に富む。
  高さが50㎝以下の矮性種もある。


主写真撮影日:2015-09-22   撮影地:神奈川県三浦市
撮影者:MOMO