オカヒジキ

学名:Salsola komarovii  

オカヒジキ(陸鹿尾菜)[別名:ミルナ] ヒユ科オカヒジキ属

日本全土の海岸の砂地に生育する1年草。

丈は10-40cm。茎は太くなると木のように硬くなる。葉は長さ1-3cmの多肉質の円柱形、先端は針状に尖る。花は葉腋に通常1個ずつ付き、基部に2個の葉のような小苞がある。花被片は薄いが、花の後硬くなり、上部は広がって直角に内側に曲がり、胞果を包む。
花期は7-10月。
果実は萼に包まれ、長さ約2.5mm。

※ 名は、多肉質の葉が海藻のヒジキに似ており、陸上(おか)に生育することから。別名のミルナも、海藻のミルに似ていることから。
 しばしば栽培され、若い葉や茎を茹でて食用にする。
 [近縁種]
  ハリヒジキ:果実に広い翼がある。葉や茎がざらつく。花期は初夏。
        帰化植物で別名ノハラヒジキ。


主写真撮影日:2015-09-21   撮影地:神奈川県三浦市
撮影者:MOMO