ハナカタバミ

学名:Oxalis bowiei  

ハナカタバミ(花紫片喰、花酢漿草)[別名:オキザリス・ボーウィー] カタバミ科カタバミ属

南アフリカ原産で、江戸時代末に渡来、観賞用に植栽されたものが逸出し、関東地方以西の本州・四国・九州などの暖地で、野原・道端などに野草化している多年草。

花茎の高さは10-30cm。紡錘形の塊茎によって増える。茎、花柄、葉柄などに細かな毛が密に開出する。小葉は長さが約4cmあり、葉の縁に細毛がある。葉裏は毛が散生し、脈上にやや長い毛が密生し、橙黄色の小点は無い。花は径約3cmと大きく、花の中心部が黄色であり、5個の花弁の縁が深く重なって、隙間がない。花弁の裏にも細毛があり、萼には細毛が密生する。雄蕊は2段に付き、雌蕊はその下に付く。
花期は7-10月。

※ 名は、観賞用の花をつけるカタバミの意。 


主写真撮影日:2015-09-21   撮影地:神奈川県三浦市
撮影者:MOMO