ハナガサシャクナゲ

学名:Kalmia latifolia  

ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)[別名:カルミア、アメリカシャクナゲ] ツツジ科カルミア属[ハナガサシャクナゲ属]

北アメリカ東部から北部原産で、観賞用に植栽される常緑小高木。

樹高は1-5m。円柱状の分岐する枝先に、やや厚みのある葉を密に互生する。葉は長さ7-10cm、長楕円形で表面は暗緑色、裏面は淡紅色。花は5角形で直径1.5-2.5cm、内部に紫色のはん点がある。茎頂に数十花が固まって付き、花冠は径約2cm、椀型で先は浅く5裂する。園芸種として改良され花色は褐色・赤から白まで変化が多い。
花期は5-6月。
果実は、蒴果、球形で粘毛がある。

※ 名は、花の形を花笠に見立てたもの。また属名でもあるカルミアは、北アメリカの植物を研究したリンネの弟子、P.Kalmに因む。
 東京都がアメリカへ贈ったサクラの返礼として、大正4年(1915)に渡来。


主写真撮影日:2014-05-18   撮影地:神奈川県相模原市緑区 (植栽)
撮影者:MOMO