オオセンナリ

学名:Nicandra physalodes  

オオセンナリ(大千成) ナス科オオセンナリ属

ペルー原産で、観賞用に栽培され、逸出して野草化もしている1年草。

丈は30-150cm。茎は直立して分枝し、全体に無毛。葉は長さ4-20cm、幅2-13cmの卵形~長楕円形、縁が不規則に切れ込む。葉柄は長さ1.5-6cm。花は花柄の先に葉と対生して単生する。花冠は直径2.5-5cmの鐘形、先が浅く5裂して平開し、裂片が淡青色~青色、筒部が白色、筒部の奥に濃青色の班紋がある。萼は下部が突き出て尖り、花後は果実を緩く包んで下向きになる。
花期は6-10月。
果実は径約1cmの球形、萼と同じ淡褐色に熟す。種子は長さ約2mmの扁平な円盤形。

※ 名は、センナリホオズキ(千成酸漿)に似ていて、より大形であることから。
 江戸時代末期に渡来。


主写真撮影日:2013-07-14   撮影地:東京都八王子市 (植栽)
撮影者:MOMO