オシロイバナ

学名:Mirabilis jalapa  

オシロイバナ(白粉花)[別名:ユウゲショウ] オシロイバナ科オシロイバナ属

中南アメリが原産で、観賞用に栽培され、北海道・本州・四国・九州の各地で、逸出して野草化もしている多年草。

丈は50-100cm。根はサツマイモの様に肥大する。茎は太く枝分かれして木質化し節は膨らむ。葉は対生し、長さ3-10cmの三角状卵形、基部は切形。花は集散花序につき、紅・黄・白色などがある。合弁花の花冠のように見えるのは萼で、萼のように見えるのは苞。夏は朝咲かずに、夕方に咲く。秋になると朝から咲く。
花期は8-11月。
果実は偽果で、黒色。中の胚乳がオシロイのような白粉質を含有する。

※ 名は、熟した黒い種をつぶすと白粉のような白い粉が出ることから。
 根は シマツリコン(紫茉莉根)という生薬に使われる。
 別名のユウゲショウは、アカバナ科の野草の標準和名でもあるので、注意が必要。


主写真撮影日:2015-07-12   撮影地:神奈川県真鶴町
撮影者:MOMO