シベリアヒナゲシ

学名:Papaver nudicaule  

シベリアヒナゲシ(西比利亜雛罌粟)[別名:アイスランドポピー] ケシ科ケシ属

シベリアや中国北部原産で、観賞用に栽培される1年草。原産地では多年草だが、日本では暑さで枯れる。

丈は30-40cm。花茎や蕾に多くの腺毛がある。葉は根生し、長さ10-15cmの卵形をした羽状中列ないし羽状全裂。早春、径6-10cmの薄く皺がある花弁の椀型の花を、茎の先に単生する。花色は橙・黄・濃朱紅色などで、花弁は4個。野生種は白・黄色の一重。
花期は3-6月。
蒴果は長さ1-2cmの長楕円形、表面が毛で覆われる。

※ 名は、発見地に由来。
 現在はシベリアヒナゲシの名は、殆ど使われず、アイスランドポピーが一般的だが、アイスランド共和国とは無関係で、原産地の気候に因んだもの。


主写真撮影日:2008-03-20   撮影地:福岡県福岡市西区 能古島
撮影者:MOMO