ベニバナインゲン

学名: Phaseolus coccineus  

ベニバナインゲン(紅花隠元)[別名:ハナマメ] マメ科インゲンマメ属

メキシコの高原原産で、鑑賞用や食料様に栽培される蔓性多年草(日本では1年草扱い)。

日本では主に長野県や北海道および東北地方で豆や莢を食用にするため栽培される。葉は、やや大形の3小葉からなる複葉を長柄の先に付ける。夏に葉腋から長い花軸を出して総状花序をつける。花は蝶形花で長さ約2cm、朱紅色。
花期は7-8月。
豆果の莢は長さ10-30cm、幅2cm余りで、大きく、中に長さ2cmほどの長楕円形の種子が数個ある。種子は暗紫色に黒い縞紋様で光沢がある。変種に花や実が白いシロバナインゲンがある。

※ 花は夏咲くが、夜間は涼しくないと結実しない。関東地方以西では花を観賞用とするために栽培され、ハナササゲの別名がある。


主写真撮影日:2015-08-19   撮影地:長野県南牧村
撮影者:MOMO