ノアサガオ

学名:Ipomoea indica  

ノアサガオ(野朝顔)[別名:シュッコンアサガオ、リュウキュウアサガオ] ヒルガオ科サツマイモ属

八丈島・紀伊半島・四国・九州の南岸地域・南西諸島の海岸や人里近くの道端・林縁に生育する蔓性の多年草。

茎は旺盛に伸びて10数mに達する。葉は長さ5-15cm、3深裂するか、心形で先端が尖り、基部は心形。裏面には短い伏毛が密生し、表面は少ない。葉腋から散形花序を出し、1-数個の花を付ける。花序柄は葉柄より長く、花柄は短い。萼片には伏毛が多い。径10cmほどのアサガオ形の花をつける。花は開花後しばらく青紫色で中心部は赤く着色し、午後から夕方にかけて花全体が淡紫紅色に変化する。アサガオに比べて花柄は短く、萼片が反り返らない。在来のノアサガオは花の直径6cmほどで中心部が白くなる。
花期は6-10月。
自家不和合遺伝子により、果実はほとんどできない。

※ 名は、 野生のアサガオの意。
 花柄が短く、萼片が反り返らないのでアサガオと区別できる。
 園芸品種が「琉球アサガオ」「オーシャンブルー」「宿根アサガオ」など多くの異なる名称で販売されている。


主写真撮影日:2008-10-20   撮影地:福岡県福岡市東区 志賀島
撮影者:MOMO