チョウセンシオン

学名:Aster koraiensis  

チョウセンシオン(朝鮮紫苑)[別名:チョウセンヨメナ] キク科シオン属

朝鮮半島原産の、観賞用に植栽される多年草。一部は野生化し、道端などに群落を形成している。

丈は40-80cm。全体に無毛。茎葉は互生し、長さ10cm、幅3cm程の披針形~狭楕円形、葉先は鋭尖頭、縁には鋸歯が疎らにあり無柄。根生葉は長さ約20cm、幅3-5cmで、開花時にも残る。花茎は茎上部の葉腋から分枝する。枝先に少数
の頭花を付ける。頭花は径3-4cm程で、舌状花は淡い紫色で筒状花は黄色。総苞はほぼ4列で卵形~楕円形で先は少し尖る。縁は膜質。
花期は6-8月。
果実は痩果で、稜のある円柱形で淡い黒色、無毛で冠毛はない。

※ 大正年間渡来した。名は原産地から。別名はチョウセンヨメナだが、オオユウガギクの別名でもあるので、要注意。
 [近縁種]
  アメリカギク:花が酷似し、混同されてもいる。葉は長楕円形~倒披針形で葉先は鋭頭で、葉縁は全縁で無毛。
         痩果には2本の長い芒状の冠毛がある。北アメリカ原産で、別名はボルドーギク。


主写真撮影日:2015-08-19   撮影地:長野県小海町
撮影者:MOMO