ダリア

学名:Dahlia pinnata  

ダリア(Dahlia)[別名:テンジクボタン] キク科ダリア属

メキシコからグアテマラ原産で、観賞用に栽培される多年草。

丈は20-200cm。地下に紡錘形の肥大した塊根がある。塊根が茎に付着する部分からのみ発芽し、多肉質の肥大部分には芽を持たない。葉は緑色、まれに紫褐色を帯び、対生ときに3輪生となり、羽状複葉で葉縁に鋸歯を持つ。茎は有節で内部は空洞。花はキクと同じように花弁と呼ばれる舌状花と雄蕊・雌蕊を備えた管状花が多数集まった径5-15cmの頭状花、一重または八重で主茎と側枝の先に初夏から秋末まで断続的に開花する。
花期は7-10月。

※ 名は、植物学者のアンドレアス・ダールの名前に因む。
 [原種]
  ピンナタ(Dhalia pinnata)  :高さ2m程になり、基本種の花色は鮮やかな赤色。
                   現在ある様々な花姿の園芸品種はこの種の影響が大きい。
  メルキー(Dhalia merckii)  :草丈2m、花色は藤色でシングルカクタス咲きの元となる種。
  コッキネア(Dhalia coccinea):草丈3mで花色は鮮やかな赤色です。シングル咲きの元となった種。
  ファレシー(Dhalia juarezii):デコラティブ咲き、ピオニー咲き、カクタス咲きなど八重、半八重咲き品種の元となった種。 


主写真撮影日:2015-08-19   撮影地:長野県小海町 (植栽)
撮影者:MOMO