ネバリノギク

学名:Aster novae-angliae  

ネバリノギク(粘野菊)[別名:アメリカシオン] キク科シオン属

北アメリカ東部原産で、大正時代に観賞用に導入され、各地の里山や荒地などに野生化している多年草。

丈は30-150cm。茎や葉に腺毛があり、触ると粘る。葉は互生し、葉身は長楕円形から披針形、先が尖り、全縁で茎を抱く。茎の上部でよく分枝し、散房花序を出し、径3-4cmの紫・青・赤・白・淡桃色などの頭状花を付ける。頭花の中心部は両性の筒状花で、周辺に雌性の舌状花が20-60個付く。総苞片は披針形で外方に伸び、反り返りが目立つ。
花期は7-10月。
果実は痩果で、長い冠毛がある。

※ 名は、茎、総苞などに腺毛があって、触ると粘ることから。


主写真撮影日:2015-08-19   撮影地:長野県小海町 (植栽)
撮影者:MOMO