ドクゼリ

学名: Cicuta virosa  

ドクゼリ(毒芹)[別名:オオゼリ] セリ科ドクゼリ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の湿地などに生育する多年草。

丈は80-100cm。根茎が太く、竹のような節がある。全体に無毛。茎は太く、中空。葉は2回羽状複葉。小葉は長さ3-8cmの線状披針形~広披針形、先が尖り、鋸歯がある。枝先に出す複散形花序に小さな径約3mmの白い花を球状に付ける。総苞片は無く、小総苞片は線形、数個付く。
花期は7-8月。
果実は長さ約2.5mm、無毛。

※ 名は、セリに似ていて有毒なことから。
 日本三大有毒植物の一つとされ、春先の葉の形状が食用のセリとよく似るので注意が必要。
 セリとの相違点は、地下茎が存在すること、葉や茎にセリ特有の香気がないこと。


主写真撮影日:2015-08-19   撮影地:長野県小海町
撮影者:MOMO