サルスベリ

学名:Lagerstroemia indica  

サルスベリ(百日紅)[別名:ヒャクジッコウ] ミソハギ科サルスベリ属

中国南部原産の、観賞用に植栽される落葉小高木。

樹高は10m、幹径30cmに達する。樹皮は淡紅紫色で滑らか。薄く剥げ落ち、淡い色の木肌が現れる。本年枝は灰褐色で無毛、狭い翼のような稜が4個ある。側生する枝は短枝化し易い。葉は対生または互生、ときに左右交互に2個ずつ並ぶ。葉身は長さ2.5-5cm、幅2-3cmの倒卵状楕円形。先は鈍く、縁は全縁。両面ともほぼ無毛。葉柄はほとんどない。花は径3-4cm、桃色、赤色、白色などがある。花弁は6個で団扇形、下部は細くて長く、上部は径約1.3cmのほぼ円形で縁は縮れて波打つ。雄蕊は多数あり、外側の6個が特に長く、葯は紫色。内側の雄蕊の葯は黄色。
花期は7-10月。
果実は蒴果で、径7mm程の球形。熟すと6裂する。種子は長さ4-5mm、広い翼がある。

※ 名は、木肌が滑らかで猿も滑るという意。別名のヒャクジッコウ(百日紅)は、長い間紅色の花が咲いていることから。
  江戸時代以前に渡来。


主写真撮影日:2013-08-15   撮影地:神奈川県相模原市緑区 相模川自然の村
撮影者:MOMO