コノテガシワ

学名:Platycladus orientalis  

コノテガシワ(児の手柏)ヒノキ科コノテガシワ属

中国原産で、公園などに植栽されることの多い常緑高木。

樹高は5-15m、幹径10-20cmになる。樹皮は赤褐色、老木では繊維状に縦に裂ける。葉は長さ約2mmの鱗片状。くすんだ緑色で光沢はなく、表裏の区別がない。雌雄同株で、雌雄とも枝先に付く。
花期は3-4月。
球果は長さ1-2.5cmの長楕円形。始め緑白色で、10-11月に完熟し、褐色になって裂開する。種子は長卵球形で、翼はない。

※ 名は平面的に分岐した枝が直立している様を、子供が手を挙げている姿に見立てたもの。
 漢名「柏」は、シンバク(槇伯)のパク(柏)で、針葉樹のヒノキ類を意味する。


主写真撮影日:2014-03-22   撮影地:埼玉県さいたま市 秋ヶ瀬公園
撮影者:MOMO