ムクゲ

学名:Hibiscus syriacus  

ムクゲ(木槿)[別名:ハチス] アオイ科フヨウ属

中国原産説と不明説があり、観賞用に植栽される落葉低木。

樹高は3-4m。樹皮は灰褐色で平滑。葉は互生、葉身は長さ4-10cm、幅2.5-5cmの卵形~菱形状卵形で、3本の脈が目立つ。縁には不揃いな粗い鋸歯がある。浅く3裂するものもある。葉柄は長さ7-20mm、星状毛や曲がった短毛が密生する。托葉は線形で長さ約6mm。夏から初秋、本年枝の葉腋に径5-10cmの鐘形の花を付ける。花弁の色は紅紫色・白色・桃色など様々で、中心部が紅色になるものが多い。ふつう花弁は5個だが、八重咲きの品種もある。
花期は8-9月。
果実は蒴果。長さ1.5-2cmの卵形で、黄褐色の星状毛が密生する。10月頃熟すと5裂する。種子は長さ4-5mmの腎臓形で長毛がある。

※ 名は、漢語の「木槿」(モッキン)から転じたという説と、韓国名の「無窮花」(ムグンファ)から来たという説がある。


主写真撮影日:2014-07-26   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO