ヒマワリ

学名:Halianthus annuus  

ヒマワリ(向日葵)[別名:ニチリンソウ、ヒグルマ] キク科ヒマワリ属

北アメリカ原産で、種実を食用や油糧とするため、あるいは花を花卉として観賞するために広く栽培される1年草。

丈は30-300cm(品種による)。茎は直立する。茎・葉ともに有毛で、初めの葉は対生するが、生長すると少しづつ互生になる。葉は、ほぼ心形で長い柄があり、葉縁には粗い鋸歯がある。葉の裏面には表面より少し多目のの気孔があり、盛んに蒸散作用を行う。真夏に、茎頂に数個の黄色大型で直径20cmにもなる頭状花を側方に向かって開く。頭状花の周辺は1列の舌状花が並ぶ。舌状花に雄蕊はなく、ときにに雌蕊もないものがある。花の内側には両性の管状花を密生する。
花期は7-9月。
果実は痩果、2稜あり、倒卵形。

※ 日本への渡来は江戸時代前期(1666年頃)。
 品種改良が進み、巨大輪のものから中小輪まで様々な品種が作られている。 栽培用のものは種子は食用とし、また油を採る。
 名は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことから。実際には、太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけで、開花後は茎頂に一つだけ花を付ける品種で遮るもののない日光を受けた場合、基本的に東に向く。


主写真撮影日:2015-08-01   撮影地:長野県松本市
撮影者:MOMO