ニガクサ

学名:Teucrium japonicum  

ニガクサ(苦草) シソ科ニガクサ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、山野の水辺など湿性の場所に生育する多年草。

丈は30-70cm。地下茎は細く長い。茎は断面が四角形、直立して分枝する。葉は対生し、長さ5-10cm、脈が深く、縁には不揃いな鋸歯があり、先が尖り、基部は切形、長さ1-2cmの葉柄がある。花冠は長さ約1cmで、上唇が短く、下唇が長い唇形花。雌蕊、雄蕊ともに上側に突き出ている。萼の口部はやや広がり、萼には腺毛はなく、疎らに短毛が生える。
花期は7-9月。
果実は4分果。

※ 名は、苦草だが、特に苦いわけでなく由来は不明。
 [近縁種]
  ケニガクサ :萼に剛毛や軟毛が生える。
  ツルニガクサ:萼は口部がややすぼまり、腺毛がある。


主写真撮影日:2015-08-02   撮影地:長野県安曇野市 県立烏川緑地
撮影者:MOMO