シロバナノダケ

学名:Angelica decursiva f. albiflora  

シロバナノダケ(白花野竹) セリ科シシウド属

本州・四国・九州・沖縄の、山野に生育する多年草。

丈は80-150cm。茎は暗紫色を帯び、縦脈がある。葉は3出羽状複葉、小葉の基部は翼状になり、小葉の柄はない。小葉は長楕円形~長卵形、縁に粗い鋸歯がある。複散形花序に白色の花をつける。花序の柄はほぼ同長で花序が丸くなる。花序の基部には葉の退化した袋状の葉柄が付き、蕾のときは帽子を被ったように見える。小総苞片は緑色、全縁。
花期は8-11月。
果実はやや厚い翼がつき、長さ4-6mmの扁平な広楕円形。

※ 名は、白い花のノダケの意。
 [近縁種]
  ノダケ   :花の色が暗紫色。
  イワニンジン:ノダケより鋸歯が鋭い。花色は緑白色~帯紫色。茎は直立し、多くの枝を分ける。
         ノダケの葉は3出羽状複葉で小葉は長楕円形で深裂するが、イワニンジンは2-3回3出複葉。
         ノダケの小総苞片は紫色で無毛だが、イワニンジンには短毛が密生する。
         


主写真撮影日:2015-07-26   撮影地:神奈川県富士宮市 割石峠
撮影者:MOMO