ツチアケビ

学名: Cyrtosia septentrionalis  

ツチアケビ(土木通)[別名:ヤマノカミノシャクジョウ] ラン科ツチアケビ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の落葉樹林下・ササ藪などに生育する多年草。

丈は50-100cm。葉緑素を持たない腐生植物。ナラタケ菌と共生し、日陰に生える。根茎は、横に這い太くて短く、径1-2cm、卵形の鱗片をわずかにつける。茎は直立し、赤褐色、茎頂及び横から多数の総状花序を出す。横の総状花序は長さ3-7cm、花を4-9個付ける。花柄と子房は長さ1.5-2cm。花は黄色、薄く赤褐色帯びる。萼片は長さ約2cmの長楕円状卵形。側花弁は萼片と同形で、やや幅が狭い。唇弁は萼片より短く、広卵形、黄色、筒部は長さ約7mm。
花期は6-7月。
果実は長さ7-13cm、幅1.5-2.5cm。

※ 名は、果実の形がアケビに似ていることから。


主写真撮影日:2015-07-26   撮影地:静岡県富士宮市
撮影者:MOMO