アズマザサ

学名:Sasaella ramosa  

アズマザサ(東笹) イネ科アズマザサ属

本州の、東北地方の太平洋側・関東地方・中部地方に生育するササ類。

丈は1-2m、径は4-8mm。節はやや膨れる。稈の上部で、節から1-3個の枝を出し、密に分枝する。稈鞘は通常は節間の1/2-2/3で無毛。葉身は長さ20-25cm、幅3-4cm。紙質で裏面には軟毛が密生する。葉鞘は無毛で、普通は葉耳があり、肩毛が放射状に開出する。稀に総状の円錐花序を付ける。花は淡緑色で紫を帯びる、稈に花柄を側生し、先に3-5個の小穂を付ける。小穂は線形、扁平で長さ3-10cm、小穂は5-11個の花からなる。花は披針形で長さ1.5cm位、包頴は2枚で小さく、護頴は大きくて先が尖る。内頴2竜骨があり、鱗皮3、花柱は3個、雄蕊は6個。ときどき開花すると後に枯れる。
花期は5-7月。

※ 名は、東京都小金井市で発見されたことから。


主写真撮影日:2015-07-26   撮影地:山梨県富士河口湖町 竜ヶ岳
撮影者:MOMO