マルバデイゴ

学名: Erythrina crista-galli 'Maruba-deigo'  

マルバデイゴ(丸葉梯梧)[別名:カイコウズ] マメ科デイゴ属

南アメリカ原産のアメリカデイゴの園芸種で、観賞用に植栽される落葉低木。

樹高は2-10m。小枝は褐色を帯びた緑色。葉は互生し3出複葉、小葉は長さ8-10cm、幅3-5cmの卵形で全縁、先端は鈍頭、基部は円形。質はやや厚く、表面は光沢があり、裏面はやや白っぽく無毛。葉腋に総状花序を出して、2-3個の緋紅色~暗紅色の大形の蝶形花を開く、旗弁は倒卵形で大きい。萼は鐘形。
花期は6-9月。
豆果は長さ10-15cm、幅は1-2cm。

※ 名の葉の形が丸いデイゴの意。デイゴは、漢名の梯梧を音読みしたもの。
 別名のカイコウズ(海紅豆)は、中国ではナンバンアカアズキであり、デイゴの仲間ではない。
 渡来したのは江戸時代後期。
 [近縁種」
  アメリカデイゴ:葉が狭卵形で先が尖る。花はマルバデイゴと区別できない。
  サンゴシトウ :アメリカデイゴと北アメリカ原産のヘルバケアの交配による園芸種。
          別名にヒシバデイゴがあるように葉が菱形で先が尖る。
          花は、旗弁が開かず筒状になる。  


主写真撮影日:2013-08-18   撮影地:神奈川県厚木市 自然環境保全センター
撮影者:MOMO