ハナヅルソウ

学名:Mesembryanthemum cordifolium  

ハナヅルソウ(花蔓草)[別名:アプテニア、ベビーサンローズ] ハマミズナ科メセン属

南アフリカ原産の常緑多肉植物で、繁茂して地を覆うので石垣などに植栽され、野生化しているところもある多年草。

丈は5-20cm。茎は長さ30-50cm、斜めに地を這い分枝する。葉が隙間なく覆う。葉は多肉質で対生、柄があり長さ2.5cm程の心臓状卵形、縁は全縁で、表面は乳頭状突起におおわれ鮮緑色。夏に、頂生あるいは側生の花柄の先に紅赤色の小花を1個開く。花径は1.5-2cm。花弁は短く線形で多数ある。萼は緑色で、倒円錐形の多肉質で、4裂する。裂片の2個は大きく、他の2個は小さい。
花期は5-11月。(掲載写真は三浦半島で11月と1月に撮影、暖地では四季咲き?)

※ 名は、肉厚の葉がツルナに似ているが、花を付けることから。
 江戸時代末期に渡来。
 属名は、アプテニア属(ハナヅルソウ属)としている資料が多いが、米倉浩司著の「維管束植物分類表」に従い、メセン属とした。 


主写真撮影日:2013-11-17   撮影地:神奈川県横須賀市 観音崎
撮影者:MOMO