ワシントンヤシモドキ

学名:Washingtonia robusta  

ワシントンヤシモドキ(ワシントン椰子疑)[別名:オニジュロ、オキナヤシモドキ] ヤシ科ワシントンヤシ属

北アメリカ南部からメキシコ北西部原産で、街路樹・公園樹などに植栽される常緑高木。

樹高は20-30m、幹径50cm。オキナヤシに似るが、幹周りは細く基部は肥大が見られる。葉は掌状複葉で幹の先端部に付き、葉縁に白糸状のものが目立ち、枯れた葉は落下せず蓑状になって幹に付く。葉はやや黄色がかった緑色、葉柄は1-1.5m、掌状の小葉は長さ1m以上になる。葉柄はオキナヤシよりやや長く、全縁に鋭い鋸歯がある。葉の切れ込みは深く、全長の1/3-2/3に及ぶ。長い花序に、小さい淡橙桃色の花を付ける。
花期は5-7月。
果実は球形の核果で、青黒色に熟す。

※ 名は、アメリカのワシントン大統領に因む。
 写真の樹は、枯れ葉を定期的に除去したもので、自然放置すると、幹全体を枯れ葉が蓑状になって覆う。
 [近縁種]
  ワシントンヤシ:幹周りが160cm以上になる。葉の裂片の縁は顕著に糸状に裂ける。北アメリカ西南部原産。


主写真撮影日:2015-03-22   撮影地:神奈川県逗子市 逗子マリーナ
撮影者:MOMO