学名:Arecaceae  

ヤシ科

ヤシ目に属する単子葉植物。
単子葉植物としては珍しい木本で、幹は木化して太くなる。大きいものでは30mにも達するが、茎が立ち上がらないものや、草本並みの大きさのものもある。葉は羽状複葉か掌状に裂け、基部は茎を抱き、鞘が茎を包んだり、繊維を茎にまといつかせる。茎に沿って多数の葉を並べるものもあるが、茎の先端部に輪生状に葉が集まるものが多く、ソテツ類に似た独特の樹型を見せる。花は小型で、穂になって生じる。花序の基部には包がある。花弁は小型。

全地球的には、熱帯地方を中心に253属、約3333種が存在する。
日本には7属9種が自生する。