ノウゼンカズラ

学名:Campsis grandiflora  

ノウゼンカズラ(凌霄花) ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属

中国原産で、観賞用に植栽される落葉蔓性木本。

付着根を出して、塀や壁などを這い上る。樹皮は灰褐色。葉は対生する。長さ20-30cmの奇数羽状複葉で、葉柄と葉軸には稜がある。小葉は2-4対、長さ3-7cmの卵形。縁には粗い鋸歯がある。両面とも無毛。側小葉はほとんど無柄。枝先から垂れ下がった円錐花序に橙赤色の大きな花を付ける。花冠は径約6cmの広い漏斗状で、上部は5裂して平開する。雄蕊は4個あり、2個が長い。
花期は7-8月。
果実は蒴果。日本では結実し難い。

※ 名は古名は「ノウセウ(陵苕)」または「ノセウ」で、それが訛って「ノウゼン」となり、蔓が他の木に絡み攀じ登るため「カズラ」の名が付いた。
 平安時代には渡来していたと言われる。
 花・葉・根を乾燥したものを利尿などの薬用にする。


主写真撮影日:2015-07-10   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO