ペラペラヨメナ

学名:Erigeron karvinskianus  

ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)[別名:ペラペラヒメジョオン、メキシコヒナギク] キク科ムカシヨモギ属

中央アメリカ原産の帰化植物で、関東地方以西の本州・四国・九州の、河川の土手・石垣の隙間・荒地などに生育する多年草。

丈は20-40cm。茎は根元で分岐するが細く、匍匐することが多く斜上する。葉は互生し、下部の葉は長さ3-5cm、3-5裂し有柄。上部の葉は小さく、長楕円形で全縁。頭花は枝先に単生し、径15-20mm。総苞は長さ2.5-4mm、総苞片は2-3列。舌状花は1列に付き、白~淡青紫色、 時間の経過とともに赤色を帯び、2色の花が咲くように見える。筒状花は黄色で先が5裂する。 
花期は5-11月。
果実は痩果で長さ約1mm、淡褐色、脈は2-4本、毛が散生する。冠毛は長い冠毛と極端に短い冠毛が2列に付く。

※ 名は、葉がペラペラと薄く、ヨメナに似ていることから。
 同じ株に白と赤の花を同時に付け、源氏と平家に見立ててゲンペイコギク(源平小菊)とも呼ばれ、春から晩秋まで開花することから、ムキュウギク(無休菊)の別名もある。
 観賞用、緑化用として導入されたものが、野草化したもので、1949年に初採取されている。


主写真撮影日:2015-07-12   撮影地:神奈川県真鶴町
撮影者:MOMO