シラヤマギク

学名:Aster scaber  

シラヤマギク(白山菊)[別名:ムコナ] キク科シオン属

北海道・本州・四国・九州の山地の乾いた草地や道端などに生育する多年草。

丈は100-150cm。茎や葉に短毛が生え、ざらつく。葉は下方ほど大きく、葉柄も長い。下部の葉は、長さ10-20cm、幅10-20cmの心形。葉柄は長さ10-15cm、翼があることが多い。葉の鋸歯は不規則で粗く、やや重鋸歯状。上部の葉は先が尖った卵形で小さい。頭花は白色、径約2cm、舌状花は4-9個付くが、数が一定せず、疎らに付く。総苞は径5-6㎜で鐘形、総苞片は3列。
花期は8-11月。
果実は痩果で、長さ2.5-4mm、冠毛は褐色を帯び、長さ3.5-4.2mm。

※ 名は、花色が白く山地に生えることから。
 若苗は食べられ、同じく食用とするヨメナ(嫁菜)に対してムコナ(婿菜)の別名がある。


主写真撮影日:2014-10-09   撮影地:神奈川県南足柄市 明神ヶ岳
撮影者:MOMO