アキノエノコログサ

学名:Setaria faberi  

アキノエノコログサ(秋の狗尾草) イネ科アワ属

北海道・本州・四国・九州の、日照の良い草地・道端・空地などに生育する1年草。

丈は50-80cm。葉は幅5-8㎜。葉は長さ30-40cm、幅2-2.5cmの広線形。葉の表面にやや紫色を帯びた毛が密生することが多く、無毛のこともある。葉鞘の縁は有毛。葉舌は毛状。穂状花序は長さ5-20cmの円柱形で、穂が長くなると先が垂れる。短くて垂れ下がらないこともある。小穂はエノコログサより大きく、長さ2.8-3mmの卵形。第1苞頴は5脈があり、長さ約1.5mm。第2苞頴は7脈があって長さ約2.5mmであり、小穂よりやや短く護頴の先が見える。小穂の基部の剛毛(総苞毛)は普通、緑色で、紫色を帯びることも多い。
花期は6-11月。
果実は長さ約2mmの広卵形。

※ 名は、「エノコログサ」よりも遅く、秋に花を咲かせることから。


主写真撮影日:2013-10-31   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO