ノシラン

学名:Ophiopogon jaburan  

ノシラン(熨斗蘭) キジカクシ科[クサスギカズラ科]ジャノヒゲ属

東海地方以西の本州・四国・九州・沖縄の、海に近い林下に生育する多年草。

花茎の丈は20-30cm。匐枝はない。葉は長さ30-80cmで線形、厚く、光沢がある。花茎は斜上し、扁平な2稜形で狭い翼を持つ。花は披針形の苞の腋に3-8個が下向きに付く。花柄の中部より上に関節がある。花被片は白色または淡紫色で広披針形、長さ約6mm。
花期は7-9月。
花後、子房が破れ果皮が早く落ち、種子がむき出しになって成熟する。種子は倒卵形、コバルト色で長さ9-10mm。

※ 名は、葉の形が熨斗(のし)に似て、また、蘭の葉にも似ていることから。


主写真撮影日:2014-09-21   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園
撮影者:MOMO