ハコネトリカブト

学名:Aconitum japonicum var. hakonense  

ハコネトリカブト(箱根鳥兜) キンポウゲ科トリカブト属

本州の関東・中部地方の、山地草原に生育する多年草。

丈は30-150cm。草原に生え、ヤマトリカブトより小さい。花は青紫色。茎が直立し、上部に屈毛がある。葉は厚く深く3-5裂する。裂片には、深い鋸歯があり、線状長楕円形または披針状長楕円形。花序は密な散房状になる。花は長さ3-4.5cm、青紫色で外側はほとんど無毛。雄蕊には毛がある。
花期は8−10月。
果実は袋果。

※ 名は、箱根で多く見られることから。
 近年の見解では、ヤマトリカブトが風衝地で茎を長く伸ばすことができずに、直立し小型の花序を付けたものとし、変種扱いしないとする説が有力。
 全草にアルカロイドを含む有毒植物。


主写真撮影日:2013-10-17   撮影地:山梨県山中湖村
撮影者:MOMO