ヤクシソウ

学名:Youngia denticulata  

ヤクシソウ(薬師草) キク科オニタビラコ属

北海道・本州・四国・九州の、日照の良い山野に生育する1-2年草。

丈は30-120cm。全体に無毛。茎は赤紫色を帯びるものが多く、よく分枝する。根生葉は花時には普通ない。葉は互生し、長さ3-12cm、幅1-7cmの倒披針形~倒卵形、縁には浅い鋸歯があり、基部は後方に大きく張り出して茎を抱く。花は枝先に数個固まって付き、花後に下を向く。頭花は径約15mm。舌状花は11-19個。総苞は長さ7-9mm。総苞内片は長さ約7mm、平滑。総苞外片は小さい。
花期は9-11月。
痩果は長さ2.5-3.5mm、黒褐色、嘴は長さ0.2-0.6mm。冠毛は長さ3.5-4.5mmで白色。

※ 名は、薬師如来の草に由来するという説があるが、定説ではない。
 [近縁種]
  ハナヤクシソウ  :葉が深裂する。下部の葉だけ深裂する中間的なものも見られる。
  ウスイロヤクシソウ:花が淡黄白色。


主写真撮影日:2013-10-28   撮影地:神奈川県伊勢原市
撮影者:MOMO