クコ

学名:Lycium chinense  

クコ(枸杞) ナス科クコ属

本州・四国・九州・沖縄の、日照の良い原野・海岸・川の土手・林縁・道端などに生育する落葉低木。

樹高は1-2m。枝には稜があり、葉腋や枝先には刺がある。葉は互生し、短枝の先に束生状に付くことが多い。葉身は長さ2-4cmの楕円形~披針形。先端は鈍く、基部は葉柄に流れる。縁は全縁で、両面とも無毛。夏から秋に掛けて、短枝の葉腋に淡紫色の花が1-3個付く。花の色が次第に抜け、茶色に変わる。花冠は長さ約1cmの漏斗状で、上部は5裂する。萼は鐘形で、上部は普通5裂する。
花期は7-11月。
果実は液果。長さ約1cmの楕円形。晩夏から初冬にかけて赤く熟す。

※ 名は、漢名の枸杞をそのまま音読みしたもの。
 若葉は食べられる。果実は果実酒に使われる。また乾燥した果実は、生薬として強壮・解熱に使われる。


主写真撮影日:2013-10-06   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO