ヌカキビ

学名:Panicum bisulcatum  

ヌカキビ(糠黍) イネ科キビ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、やや湿った草地や林縁などに多く生育する1年草。

丈は30-120cm。葉は無毛で、長さ5-20cm、幅0.4-1.2cm。葉舌は短い膜質。葉鞘は無毛で、葉耳の付近だけに毛がある。花序は長さ15-30cmの円錐状で、細い枝を横に水平に広げて、垂れ下がる。小穂は長さ2-2.5mmの長卵形で、紫緑色。2小花からなるが第1小花は退化し、護頴だけとなっている。第1苞頴は長さ約1mmと小さく、第2苞頴及び第1小花の護頴は小穂と同長。小花(第2)の表面はガラス状の光沢がある。
花期は7-10月。
果実は長さ1.5㎜の広楕円形で、頭に突起がある。

※ 名は細かい穂を糠にたとえたもの。


主写真撮影日:2012-10-04   撮影地:神奈川県横浜市青葉区 寺家するさとの森
撮影者:MOMO