学名：Salvia nipponica
キバナアキギリ(黄花秋桐) シソ科アキギリ属本州・四国・九州の、山地の日陰に生育する多年草。
丈は20-40cm。茎は開出する軟毛が生え、基部はやや倒れ、先は直立し、枝分かれは少ない。葉は対生し、長さ5-10cmの三角状鉾形、基部が耳状に張り出す。葉縁には不揃いの三角状の鋸歯がある。葉柄は長さ3-15cm。花は穂状花序につき、黄色の唇形花が付く。花冠は長さ約3cm。花冠や萼にも開出毛が生える。先が淡紅紫色の雌しべが花冠より長く突き出る。
花期は8-10月。
果実は4分果で萼の底部に付く。
※ 名は、秋に咲いて花の色が黄色く、葉の形が桐に似ていることから。
[近縁種]
ミツバコトジソウ：葉は対生し、長い柄があり、三角状鉾形で、3つに中～全裂する。本州西部・四国・九州に分布。
アキギリ ：花冠の色は淡紫色。葉は対生し、三角状鉾形で長い柄がある。本州の中部～近畿地方に分布。
主写真撮影日：2012-10-04 撮影地：神奈川県横浜市青葉区 寺家ふるさとの森
撮影者：MOMO