メリケンカルカヤ

学名:Andropogon virginicus  

メリケンカルカヤ(米利堅刈萱) イネ科メリケンカルカヤ属

北アメリカ原産の帰化植物で、関東地方以西の本州・四国・九州の、日照の良い草地に生育する多年草。

丈は50-120cm。茎は直立し、下部は扁平、断面は紡錘形、堅くて表面は滑らか。葉は長さ10-30cm、幅3-5mmの線形、中央脈から折れ、縁はざらつかない。葉舌は短い切形、縁に短毛がある。花序は葉腋及び茎頂に付く。花序には長披針形の苞葉に包まれた総を2-4個つける。総は長さ2-4cm、有性小穂と退化して小梗となった無性小穂とが対になって2-4個の節に付く。総の軸と小梗には白色の長毛が密生する。有性小穂は長さ3-4mm、両性であり、無梗、長さ1-2cmの芒があり、果実が稔ると3稜形になる。
花期は9-11月。
果実は長さ1.8-2mm、暗灰色~褐色。

※ 名は、アメリカから侵入したカルカヤの意。


主写真撮影日:2014-09-21   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO