イワハタザオ

学名:Arabis serrata var. japonica   

イワハタザオ(岩旗竿) アブラナ科ヤマハタザオ属

中部地方以北の本州の、山地帯から亜高山帯の岩場や礫地などに生育する多年草。

丈は20-35cm。茎は叢生し星状毛がある。根生葉は長柄がある。茎葉は長楕円形で2-5cm、柄はなく基部は茎を抱く。形状は個体変異があり、縁が切れ込むものが多く、葉先は丸みをおびる。花は白色の4弁花で茎頂に総状に付く。
花期は、5-6月。
果実は、長角果で線形、長さ3-6cmで茎から開出し、湾曲する。

※ 名は、砂礫地に生育するハタザオの意。
 山地に生育する似たものには、ハクサンハタザオ、イワハタザオ、フジハタザオ、ヤマハタザオなどがある。
 イワハタザオは、茎葉が茎を抱く点は、ヤマハタザオに似るが、ヤマハタザオは長角果が開出せず、茎に沿って上に伸びる。


主写真撮影日:2015-06-07   撮影地:長野県東御市 湯の丸高原
撮影者:MOMO