ヤマオオイトスゲ

学名:Carex clivorum  

ヤマオオイトスゲ(山大糸菅) カヤツリグサ科スゲ属ヌカスゲ節

本州の関東地方西部と東海地方の、山地の林内や林縁に生育する多年草。

丈は20-40cm。根茎は短く、密に叢生し、大株となり、匐枝は出さない。基部の鞘は濃い褐色。葉は硬く、幅2-4mm、扁平、葉縁の小刺は上向きで鋭い。葉面に波状の凸凹がある。苞は有鞘、葉身は短い。 雄性の頂小穂は長さ約2cm、緑白色。雌性の側小穂は長さ1.5-2cm。柱頭は3岐する。
花期は4-5月。
果胞は長さ約4mm、嘴が長く有毛。鱗片は果胞より短く、緑白色。痩果は長さ約2mm、果胞よりかなり小さい。


主写真撮影日:2015-04-02   撮影地:神奈川県相模原市緑区 石老山
撮影者:MOMO