
学名:Solanum ptycanthum
アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿) ナス科ナス属北アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州・沖縄の、畑・荒地などに生育する1年草。
丈は30-60cm。茎は直立し、普通、上部で多数に分枝し、ほとんど毛がない。葉は、長さ6-10cmの卵形、質は少し薄く、葉縁は全縁か波形の鋸歯がある個体が多い。花は径2-5mmで淡紫色または白色。5個の細い裂片が星形をなし、直径おおよそ9-15mm。葯は短く長さ1.3-2mm。花の中心部は黄色の円柱状になる。
花期は6-11月。
果実は漿果で、初め緑色から暗褐色~黒色に変わる。成果の径5-9mm。いくつかの扁平な種子と4-8個の小さな石のような欠片(粒状顆粒)を含む。
※ 名は、北アメリカ原産でイヌホオズキとよく似ていることから。
イヌホオズキの仲間は、日本自生種のイヌホオズキとテリミイヌホオズキ、帰化種のムラサキイヌホオズキとオオイヌホオズキなどがあり、外観上は似たものが多く、確実に同定するためには、果実に含まれる種子の大きさや粒状顆粒の数などを調べる必要がある。
主写真撮影日:2012-10-20 撮影地:神奈川県大和市 泉の森公園
撮影者:MOMO