サフランモドキ

学名:Zephyranthes carinata  

サフランモドキ(サフラン擬)[別名:レインリリー、ゼフィランサス] ヒガンバナ科サフランモドキ属

中央アメリカ、西インド諸島原産の園芸植物。江戸時代後期に園芸用に渡来し、全国で栽培され、人家付近でしばしば逸出して、野生化している。

丈は10-25cm。鱗茎は大きく径3cm前後あり、地表に半分以上出ている。葉は根生し平たい線形。長さ15-30cm、幅7mm前後、緑色だが基部が紅茶褐色帯びる。茎が直立し花は上を向いて咲く。花は6cm前後、花被は濃い桃色から薄い桃色まである。花披片は6個。雄蕊6個。雌蕊1個、柱頭は3-5分岐。
花期は6-10月。

※ 名は、導入後サフランと呼ばれていたが、後に本物のサフランが導入されてからサフランモドキと呼ばれるようになった。
 有毒植物(葉や鱗茎にリコリンというアルカロイドを含む)。
 [近縁種]
  ハブランサス属:花が似るが、横向きに複数の花を付ける。こちらもレインリリーと呼ばれる。


主写真撮影日:2012-09-29   撮影地:神奈川県座間市 谷戸山公園
撮影者:MOMO