ミゾカクシ

学名:Lobelia chinensis  

ミゾカクシ(溝隠)[別名:アゼムシロ] キキョウ科ミゾカクシ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、水田や湿地などに生育する多年草。

丈は10-15cm。茎は多数分岐して這い、先が立ち上がる。葉は互生し、長さ7-26mm、幅1.5-7mmの披針形、低いまたは波状の鋸歯がある。花は葉脇から出た長さ1.2-3.5mmの花柄の先に1個付く。苞葉は長さ約1mm、花柄の基部に2個つく。花托筒(花床筒)は長さ3-5mmの狭倒円錐形。萼片は5個。花冠は長さ10-15mm、淡紅紫色、裂片は横に2個、下に3個。雄蕊の葯が合着して、花柱をとり囲む。花糸の管は長さ6-8mm、葯の管は長さ2-2.5mm。雄性期は雄蕊から花粉を出し、その後、雌性期に入り雌蕊が突き出るようになる。子房下位。
花期は6-11月。
果実は長さ6-7mm。

※ 名は、溝を隠すほど茂ることから。別名のアゼムシロは田の畦に筵を敷いたように生えることから。


主写真撮影日:2012-09-29   撮影地:神奈川県座間市 谷戸山公園
撮影者:MOMO