イボクサ

学名:Murdannia keisak  

イボクサ(疣草)[別名:イボトリグサ] ツユクサ科イボクサ属

本州・四国・九州・沖縄の、水田や湿地に生育する1年草。

丈は20-30cm。茎は赤味を帯びることが多く、片側に毛条があってよく分枝し、下部は地を這い、上部が斜上する。葉は長さ3-7cm、幅5-10mmの狭披針形。葉の基部は鞘状になる。花は径約13mm、茎頂に1個ずつつく。内花被片(花弁)は3個、長さ5-8mmの白色で先が淡紅色。外花被片(萼片)も3個、長さ5-6mm、緑色で、周囲が上へ曲がり、内側が窪み、外面の先に毛がある。雄蕊は6個、うち、紫色の3個は仮雄蘂である。葯は青色。花は1日でしぼみ、花後に外花被が大きくなって蒴果を包む。
花期は9-10月。
果実は蒴果で、長さ8-10mmの楕円形、3室に分かれ熟すと裂開する。種子は長さ2-3mm、各室1-2個。

※ 名はイボとりに効くというところから。


主写真撮影日:2013-09-29   撮影地:神奈川県座間市 谷戸山公園
撮影者:MOMO