アオミズ

学名: Pilea pumila  

アオミズ(青水) イラクサ科ミズ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の湿った場所に生育する柔らかな1年草。

丈は30-50cm。茎はほぼ直立し、赤みを帯びることもある。葉は対生し、長さ3-10cmの卵形。葉柄は長く、葉の3脈が目立ち、葉の縁に粗い鋸歯があり、先が尾状に尖る。花序には短い花柄があり、小さな集散花序に花を多数付ける。赤く見えるのは雄花、緑色が雌花。雄花と雌花が混在する花序もある。雄花は花被片が淡紅色を帯びて2-5個、雄蕊同数。葯は白色。雌花は緑色、花被片3個、果実と同長か短く、花被片の先に小さな角状突起がある。
花期は7-10月。
果実は長さ1.4~1.5㎜、褐色点がある。

※ 名は、透明感のある淡い緑色で、みずみずしいことから。
 [近縁種]
  ミズ :やや小型で葉の鋸歯は先が尖らず、葉先も尾状にならない。
      ミズの茎は普通褐色を帯びるが、アオミズは緑色。
      ミズの花序は枝が短く葉腋にかたまって付くが、アオミスでは花序の枝が長く葉腋から離れて付く。


主写真撮影日:2012-09-22   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO