アレチウリ

学名:Sicyos angulatus  

アレチウリ(荒地瓜) ウリ科アレチウリ属

北アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、道端や荒地・河川敷などに生育する蔓性多年草。

日当たりの良い場所で蔓を伸ばして繁茂し、巻きひげで絡みつき、大きな葉で他の植物を覆い、在来種などに害を与える。全体に多毛で、茎には太い刺状の剛毛がある。葉は互生し、ざらつき、5-7浅裂し、長い葉柄がある。葉腋から雌雄別の花序を出す。雄花序は長さ10-15cmの長柄があり、柄のある淡黄白色の花を固まって付ける。雌花序は柄が3-6cmと短く、花は淡黄白色。
花期は8-9月。
果実が5-10個程度集まり、径約2.5cmの球形の集合果となる。果実は長さ約1.5cmの長卵形で短毛と刺が密生する。刺は触るとすぐに取れるが、鋭く刺さりやすい。種子は果実に1個ずつで、長さ約1cmの扁平な卵形。

※ 名は、概して荒れ地に自生が見られることから。
 外来生物法で駆除すべき特定外来生物に指定されている。


主写真撮影日:2013-09-01   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO