アメリカセンダングサ

学名:Bidens frondosa  

アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草) キク科センダングサ属

北アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州・沖縄の、荒地や道端・湿地に生育する1年草。

丈は50-150cm。茎はほぼ無毛、紫褐色の4稜形。葉は対生し、長い柄があり、1回羽状複葉。小葉は3-5個が多く、全てに柄があり、長さ3-13cm。葉縁に鋭い鋸歯があり、先が尖る。頭花はコセンダングサによく似ているが、総苞片が葉のように大きいのが特徴。舌状花は、舌片が小さくて見えず、筒状花は多数。花には各々に鱗片が1個付く。
花期は9-11月。
果実は痩果で、痩果は長さ5-10mm、扁平、長さ2.5-5mmの芒(冠毛)が普通2個あり、小さな逆刺が多数付く。頭花の外側に付く痩果は幅が広くて短く、内側につく痩果は長く、鱗片の幅も外側のものが広い。集合果は球形で、直径はコセンダングサより小さい。

※ 名は、北アメリカからの外来種のセンダングサの仲間であることから。
 痩果の芒の下向きの刺で衣服に引っかかり、ひっつき虫になる。
 外来生物法で、要注意外来生物に指定されている。
 [近縁種]
  タウコギ:茎の断面が円形で、やや太く緑色。下部の葉は深裂するが単葉。在来種。


主写真撮影日:2013-09-23   撮影地:東京都武蔵村山市 野山北公園
撮影者:MOMO