ケイヌビエ

学名: Echinochloa crus-galli var. echinata   

ケイヌビエ(毛犬稗) イネ科ヒエ属

本州・四国・九州・沖縄の、河川敷・道端・側溝・草地などいたるところに生育する1年草。

丈は、60-120cm。葉は長さ20-40cm、幅10-20mm、線状披針形、表面と縁はざらつく。葉鞘は長く平滑。花序は長さ15-30cm、先は下垂し、花軸から長さ3-7cmの枝を出して小穂を密に付ける。小穂は卵形、長さ3mm。第1包穎は長さ1mm、第2包穎は3mm、短い芒がある。第3穎は3mm、長い紫色の芒を出す。芒は長さ10-35mm。
花期は8-9月。
果実は広楕円形、乳褐色、無光沢、長さ2mm。

※ 名は、毛のあるイヌビエという意味。
 イヌビエとケイヌビエの中間型も存在し、イヌビエと同種という見解もある。


主写真撮影日:2012-09-20   撮影地:東京都町田市 鶴見川河川敷
撮影者:MOMO