ヒガンバナ

学名:Lycoris radiata  

ヒガンバナ(彼岸花)[別名:マンジュシャゲ、リコリス] ヒガンバナ科ヒガンバナ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、田の畦や土手などに群生する多年草。

花茎の丈は30-50cm。葉は花の終わった後の10月に出て、翌春に枯れるので、開花期には葉がない。花茎の先に5-10個の花を付ける。花は朱赤色で、外花被片が3、内花被片3。花被片は強く反り返り、縁が波打つ。雄蕊6個、雌蕊1個で、雄蕊は長く花被片から突き出る。
花期は9月。
日本のものは3倍体で、結実せず、種子ができても発芽しない。

※ 名は、彼岸の頃に花が咲くことから。
 古い時代に中国から渡来した帰化植物と推定される。
 鱗茎には、有毒なアルカロイドを含む。
 園芸品種が多数あり、花被片の縁が白色のものや、花の色がやや橙色を帯びるものなどもまれに見られ、ほぼ白色のものもある。


主写真撮影日:2012-09-20   撮影地:東京都町田市 かしの木山自然公園
撮影者:MOMO