カナムグラ

学名: Humulus japonicus  

カナムグラ(鉄葎) アサ科カラハナソウ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端や荒地に生育する、蔓性の1年草。

茎に下向きの刺がある。葉は対生し、長さ5-10cm、掌状に5-7深裂し、基部は心形。葉表には粗毛が生え、葉裏には黄色の小腺点がある。雌雄異株。雄花は大きな円錐花序に多数付き、萼片5個、雄蕊5個。雌花は小さな花序に固まってつき、子房1個、花柱2個。
花期は8-10月。
果実は花被に包まれ、径約4.5mm、円形で断面は厚いレンズ形、種子が1個入り、果皮は薄く、疎らに毛がある。種子は直径約4mm。

※ 名は、茎の強靭さと質感を金属(鉄)で、葎(むぐら)は何処にでも鬱蒼と生い茂る雑草の組み合わせから。


主写真撮影日:2014-09-15   撮影地:神奈川県愛川町
撮影者:MOMO